秋が進む

今朝、今年初めてストーブを点けました。例年より暖かい毎日ですが、朝夕と日中の温度差が大きくなってきました。天気が良ければ、秋の澄んだ大空を眺めることが出来る季節です。紅葉の本番はこれからですが、山の稜線ではススキが逆光を浴びて輝いています。風も少し冷たくなってきました。木々も少しづつ化粧を纏い始めました。鮮やかな錦秋の秋に向かっています。家の周りはまだまだですが、白樺はもう葉を落とし始めています。庭の花もほとんどなくなり、来年に向けて地中深く潜り始めています。

 

急登を登り切った蓼科山の頂上は、見渡す限りの大展望です。八ヶ岳はすぐ前に屏風のように大きく聳え、南アルプス、中央アルプスはもちろん、北アルプスも槍穂高から後立山連峰まで一直線に眺めることが出来ます。雲海の上に妙高、戸隠、東には浅間山、金峰山を始めとする奥秩父の山々。風が少し強いものの、今日はお天気に恵まれた頂上で、土曜日ということもあり、大勢の人で賑わっています。みんな満足そうな笑顔です。秋の登山は気持ちが良いですね。

 

友人にジャズ好きが多く、その影響もあって、私は、昔からビル・エヴァンス等のジャズもよく聴きます。ジャズ好きにはオーディオマニアが多く、「もっとベースが弾むように」とか、なかなか音にうるさい人が多いです(笑)。クラシック党である私は、どちらかというと柔らかい音が好きなのですが、ジャズ好きの友人達は引き締まった厚みのある音が好きなようです。オーディオは音楽を聴くための装置にすぎませんが、自分の好きな音楽をより良い音で聴きたいと願います。キリのない世界ですが、取りあえず、気兼ねなく大きな音を出せるのが一番ですね。都会ではそんなに大きな音を出せないでしょうから、当ペンションにお越しになる音楽好きの方は、思い切りの音量で聴かれる方が多いです(笑)。それもまた楽しみですね。