本栖湖でカヌー

静岡の友人に誘われ、本栖湖にカヌーをしに行きました。カヌーは長い間の憧れ、山歩きを長く続けていると、静かな山の中の湖や池、素晴らしい渓谷を見るにつけ、カヌーや渓流釣りに憧れていましたが、山歩きに忙しく、その機会がないままに月日が過ぎて行きました。

本栖湖は、家から1時間半の道のり、甲府から山越えで精進湖に出て、本栖湖に向かいます。

休日には駐車場に入れないこともあるそうですが、平日なので、駐車場もまばら、カヌーをする人も今日はほとんどいません。

長靴で湖面に少し入り、カヌーに乗り込み、湖面を滑り出します。さながら、アメンボウのようにゆっくりと湖面を進みます(笑)。すると今まで見えなかった風景が目に入って来ます。水鳥と同じ目線ですね。

誰も簡単に来れない場所に来ると、開放感に包まれ、自然と顔が綻んでくるものですが、カヌーでの湖面散歩はまさにその感覚ですね。

この日は少し風があり、風の通り抜ける場所では結構流されます。風に負けずオールを漕ぐのはなかなか大変です。風が止み、波が穏やかになるとオールを止めて湖面を漂います。実に気分は晴れやか、開放感抜群です。今日の富士山は少し雲が多いですが、湖面から眺めるのは最高です。

 

上陸できそうなところで、カヌーを降り、暖かいラーメンを食べます。今日のようにまだ風が冷たいときは、暖かいものが一番ですね。誰もいない岸辺で周囲の風景に融け込んでいく自分を感じます。長い間やってみたかったカヌーでしたが、これは嵌りそう(笑)。

時折、雲に覆わる今日の富士山でしたが、帰る頃には優美な姿を見せてくれました。精進湖からの眺めは最高でした。