八ケ岳硫黄岳

今朝はこの時期としては少し気温が下がりました。辺り一面霧が出ています。こんな日は間違いなく天気が良くなります。展望を期待して唐沢鉱泉へ向かい、途中の分岐で桜平への道を進みます。道はダートで、ところどころ荒れています。対向車にはあまり会いたくないところです(帰りに運悪く3台も対向車に会い難儀しましたが・・)。

平日なので駐車場は空いていて、人もまばらです。身支度を済ませ、早速登山道へ歩き出します。沢沿いの道には盛んにミソサザイが大きな声で囀っています。やがてルリビタキ、メボソムシクイやヒガラの囀りに代わり、高度を上げていきます。

オーレン小屋で一服。置いてある鳥の餌代にウソが来ています。鮮やかな色ですね。慣れているようで、近づいても全く逃げません。しばらくするとメスもやってきました。つがいですね。人間と違って鳥は雄の方が目立った装いです。このつがいはいかにも仲が良さそう。羨ましいですね(笑)。

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オーレン小屋から夏沢峠へ向かいます。夏沢峠は八ヶ岳を北と南に分ける分岐点です。これより南は主峰赤岳を含む岩稜地帯、北は針葉樹の森が特徴的です。この峠に立つのは実に45年振り、赤岳からの縦走路を歩いた時です。そんなに前にも関わらず、ここから見た南八ヶ岳と北八ヶ岳の様相を不思議と覚えています。よほど印象に残っていたのでしょうか。

ここから先はガレ場の登山道、左に荒々しい火口を見ながら頂上を目指します。

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やっと着いた頂上、目の前には主峰赤岳を真ん中に、横岳、阿弥陀岳、その向こうに権現岳が鎮座しています。北に目を向けると天狗岳から蓼科山が並んでいます。今日は素晴らしい好天に恵まれました。

北アルプスも白馬から穂高に至る山並みがすっきり見え、乗鞍、御岳、中央アルプス、南アルプスが望めます。高山の魅力ですね。

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頂上に吹く風は冷たく、何時までも遠くの山を見ていたい気持ちを抑え、峰の松目に向かいます。この山は、昔の八ヶ岳のガイドブックには八つの峰の中に入っていました。三角点がありますが、展望はありません。

誰も来ない頂上を後にして再びオーレン小屋に向かいます。小屋の近くのテント場には数張、今日は星が綺麗でしょうね。小屋の人と話をすると、最近は緊急事態宣言でキャンセルが多いと嘆いていました。みんな大変ですね。

再び沢沿いの道を歩いて登山口に戻ります。最近は余力を残して下山することを心掛けていますが(笑)、爽やかで気持ちの良い一日でした。

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