梅雨入りを待つ高原

今年の梅雨入りは早いと言いつつ、このところ比較的安定した天気が続いていました。でも、ようやく梅雨入りが間近のようです。例年６月２０日過ぎに車山の斜面を赤く彩るレンゲツツジは、今年は少し早いのではと思いましたが、やっぱり例年通りになりそうですね。日当たりの良い斜面ではちらほら咲き始めていますが、まだ蕾のものが多いです。年々雪が少なくなり、寒さに耐えきれずに枯れるものが目立って来ています。心配ですね。

コバイケソウは、もう花を一杯拡げ、初夏の訪れを告げています。ズミの花も随分咲き始めています。今日は雲が多い一日かと思いましたが、意外に展望は良く、北アルプスも良く見えています。穂高周辺はやはり残雪が多いですね。乗鞍も残雪が豊か、遊ぶのが楽しいでしょうね(笑)。

山の斜面はまだ緑が薄く、遠くの八島湿原もやっと緑が増えてきた印象です。今日は土曜日、車山肩の駐車場は多くの人がいましたが、稜線を歩き始めると、ほとんど人はいません。随分気温が高くなってきたなぁ・・と感じる一日でしたが、吹く風は爽やかで、初夏の香りに溢れていました。あと１０日位でレンゲツツジが山肌を覆います。梅雨の晴れ間の高原は一段と美しく、生命の息吹を強く感じさせます。訪れる人がお天気に恵まれると良いですね。