春爛漫

暖かい日が続いています。私は冬が大好きで、一年中冬であっても良いと思っている人間です(笑)。でも、このところの暖かさに誘われ、春風に吹かれながら散歩をしていると、春も悪くない、いや、やっぱりいいなあと感じます。そういえば、こんなにゆっくり春の風景、日一日と暖かくなっていく気候の変化をじっくり味わったことがなかったなあ・・と思います。

農家はもう春の作業に追われています。冬の間眠っていた田圃や畑の準備に大忙しです。それを桜やたんぽぽが見守っています。野草も咲き出し、足元を楽しませてくれます。さあ、次は新緑ですね。

５月号の「レコード芸術」は、この３月に亡くなったニコラウス・アーノンクールの特集です。時として過激なアクセントに少々困ることもありますが(笑)、新しい時代を築いた巨匠です。私は何と言ってもバッハの「ブランデンブルク協奏曲」が愛聴盤です。「さあ、新しい時代を始めて行こう」、そんな演奏者の気概が伝わる演奏です。