晩秋

そろそろ稜線は晩秋の気配です。ススキが午後の斜光を浴びキラキラと輝いていますが、風は少しづつ冷たくなり始めています。太陽の陽ざしは穏やかで、秋らしい空の高さを感じますが、太陽が雲の間に隠れると、徐々に冬の表情が見え始めます。季節の変わり目でしょうか。先日の雨の後は、八ケ岳の稜線もうっすらと白くなっていました。山は静かな季節に向かっています。

私の住んでいる標高1200メートル辺りにも紅葉が下りてきました、庭のドウダンツツジやモミジは真っ赤に染まっています。風の強い日は盛んに落ち葉が舞い散るようになってきました。庭に落ちた小さな草木の実を探しに、シジュウカラ、エナガ、カワラヒワの群れが次々とやってきます。落ち葉に埋もれた静かな森の中を歩き、薪ストーブにあたりながら、モーツァルトやブラームスのクラリネット五重奏曲、ベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲を聴くのが楽しみです。

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