梅雨の彩り

車山のレンゲツツジが満開になりました。白いコバイケソウも咲き、シダ類の緑と併せて高原は彩り豊かです。今年のレンゲツツジは昨年よりも多いと感じるのですが、自然保護観察員の方と話をすると、レンゲツツジの半分近くが枯れているようです。近年雪が少なくなっているのも要因の一つだそうで、冬の間雪に埋まって木が守られず、寒風と冷気で枯れてしまうのではないかとのことです。環境変化は自然に対して色々な影響を与えているのですね。

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梅雨の合間の貴重な晴れ間、空が澄んで、雲はもう夏のようです。鳥たちも子育てに忙しく、木々の茂みにある巣の近くを歩くと、「チッチッ」と盛んに警戒音を発しています。多くのカメラマンが望遠レンズを構え、ノビタキやホオアカがレンゲツツジの上に止まるのを待っています。何だか可哀そうですね。今子育てに忙しいので、そっとしてあげて欲しいものです。

梅雨の合間の稜線は爽やかです。このレンゲツツジが終わるとニッコウキスゲや様々な高山植物が咲き始めます。高原は夏に向かっています。

八島湿原も夏色になってきました。ワタスゲがほんの少しですが、風に揺れていました。

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