21年ぶりの大雪

昨夜から雪が降り続いています。4月としては21年ぶりの大雪だそうです。外は氷点下ですが、厳冬期ほど冷え込んではいないので、重い湿った雪です。時折屋根から雪がどさっと落ちる音が聞こえ、周りの木々も重い雪に難儀な顔をして、枝を大きくしならせています。こんな雪の後は、枝が沢山庭に落ちています。鹿よけのために貼ってあるネットも大きく垂れさがり、鹿が庭に入る絶好のチャンスです(笑)。

雪が降ると、音が吸収され、静けさが増していきますね。寒い食堂で雪を見ながら音楽を聴いています。

モーツァルトの魔笛は大好きな曲です。当ペンションの名前に付けようかと思ったぐらいです(笑)。窓の外は雪がしんしんと降っていて、カール・ライスターのークラリネットの調べが、寒い食堂一杯に響きます。この曲は、最晩年のモーツァルトの澄み切った、彼岸の音楽とも言われています。強い憧れと諦めが交錯しているような、何とも言えない気分が、外の風景とマッチしているようです。

今度は、フィガロの結婚をフルート版で聴いてます。ああ、これはまた全く違う、モーツァルトらしい明るい、茶目っ気たっぷりな音楽ですね。少し物悲しくて。

この雪が止んだ後の風景が楽しみです。明日は晴れるかな。今日は多くの人が家にこもっている蓼科です。

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