梅雨明け

まだ6月だというのに、早々と梅雨が明け来ました。どうも異常気象が顕著になってきているようですね。都会では、これからうだるような暑さが9月まで続くのですね。本当に大変です。

今日の高原は、風が強く雲が多いものの、時折青空が顔を出し、初夏の緑が一段と鮮やかです。レンゲツツジはもう盛りを過ぎ、少なくなってはいますが、コバイケソウは例年より多いようで、この時期ならではの高原の風景です。

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こんな風の強い日にも、ノビタキやホオアカは飛ばされないように枝をしっかり掴み、盛んに囀っています。モズも獲物を狙って木の上で高らかに鳴いています。いつもは広い高原を飛びながら鳴いているカッコウも、今日の風の強さに、遠くの高い木の枝に留まり盛んに鳴いています。高原は本格的な夏に向かっているようです。

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モーツァルトのクラリネット協奏曲は、深い透明感と寂寥感を併せ持つ最晩年の作品です。初夏ではなく、秋の深まる季節に似合う作品だと思いますが、久しぶりに新しい演奏を聴きました。マルティン・フレストのクラリネットは、BISレーベル特有の透明感あふれる録音も相まって、音が次から次へと移りゆき、大空に融け込んでいくような演奏です。何と軽やかに音が舞うことでしょう。素晴らしい演奏です。でも聴き終わった後、ふと、「この曲はこんなに爽やかな曲だったのかな?」と思ったりもしました。プリンツやライスターとはまるで違う演奏ですが、これも新しい演奏を聴く楽しみですね。

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