蕎麦の花

信州ではこの時期、あちこちで蕎麦の花が満開になります。蓼科近郊でもここ数年で随分増えました。蕎麦は直ぐ育つので、農地への課税対策だという声もありますが(笑)。でも、白い蕎麦の花が一面に咲く風景は、夏の終わりと秋の訪れを告げています。稲穂も随分黄色くなり、頭が垂れるようになりました。刈り取りも近づいて来ました。

大町市にある中山高原では、蕎麦の花が一面に咲き誇っています。広さは８ヘクタールもあるそうです。青空や白樺、ミソハギの花と蕎麦の白い花が高原一杯に拡がっていました。香り豊かな新蕎麦の季節ももう直ぐです。

今日の安曇野は、台風の影響で少し気温が高かったのですが、吹く風が爽やかでした。稲穂が揺れ、秋の陽光に包まれる季節が始まりました。

小林愛実さんの弾くショパンは、アルゲリッチやポリーニのように凄みのある演奏ではありませんが、瑞々しく、誠実で、共感に溢れた演奏ですね。プレリュードは其々の曲の変化が自然で、聴いていて心地いいです。これからも時折聴きたくなる演奏です。