霧ケ峰初秋

９月に入ってからも日中気温の高い日が続いています。でも朝は大体１０度前後、秋が進んでいる今日この頃です。湿った空気の影響か、このところ赤岳辺りがいつも雲の中です。スカッとした秋晴れではありませんね。

秋の花を探しに、霧ケ峰から八島湿原を歩いて来ました。もうススキが穂を伸ばし、高原は秋の風情を見せています。日差しは強いものの、吹く風は爽やかです。

八島湿原も緑から茶色へと、秋の色に変りつつあります。夏を惜しむのか、それとも秋を心待ちにするかで、見る風景も変わって来ます。私はもう次の季節を一生懸命探しています(笑)。

今年は例年になく夏の花が多かった高原ですが、今は秋の花が高原を彩っています。ノコンギクやアキノキリンソウが至る所で咲き、トリカブトやリンドウの紫はハッとするような鮮やかさです。ワレモコウはもう終わりですが、アキアカネの絶好の休み場になり、風に揺れています。変った名前のアキノウナギツカミ、ヤマハハコ等、今年最後の花たちが高原の風に揺れています。