赤岳

赤岳の登山口はいくつもあります。八ヶ岳西麓にある蓼科からは、西側の登山ルートが便利で直ぐに行けるのですが、一度東側から登ろうと思い、今日は海ノ口別荘地の奥から稜線に伸びる杣添尾根を登って来ました。海ノ口からは奥秩父がすぐ近くで、昨日までの好天に比べ雲が多いものの、今日も安定した一日のようです。ススキが伸びましたね。朝の風景です。

秩父方面

紅葉はまだ少し早く、例年より遅れています。それでも尾根上部は黄色い色に染まり始めています。やっとの思いで稜線に飛び出すと、富士山が遠くに浮かび、その横に赤岳が聳え立っています。頂上まではまだ少し距離があり、先が思いやられます(笑)。後ろを振り返ると蓼科山への稜線が続き、北アルプスもよく見えます。白馬辺りは少し雪が降ったようです。

杣添尾根上部
霊峰富士
赤岳
蓼科山方面
北アルプス

赤岳の最後の登りはいつも我慢です。近いようで結構時間のかかる登りは、山の大きさを感じさせます。権現岳の向こうに南アルプスが堂々としています。今日は平日でしたが、結構登山者もありましたね。

頂上への登り
頂上
権現岳と南アルプス

私は日帰りなので、帰りのことを考えるとそうゆっくりも出来ません。名残惜しいのですが、頂上を後にして来た道を引き返します。何時ものように何度も頂上を振り返り、やがて里へ向かう尾根を下っていきます。下りは誰にも会わず静かな山道でした。何時までも大切に登りたいものです。

モーツァルト・クラリネット四重奏曲
ブラームス/クラリネット・ソナタ

日暮れが早くなり、陽が落ちると気温も下がり始めました。窓の外の色づき始めた木々を眺めながら聴くモーツァルトやブラームスのクラリネットの音が沁みる季節です。

 

\

コメントを残す

 * が付いている欄は必須項目です