夕映えの丘

蓼科山の頂上は今日も穏やかで、秋空の下四方の山々が見渡せています。目の前の八ケ岳はもちろん、富士山、南アルプス、中央アルプス、御岳、乗鞍、そして北アルプスの山並みが浮かび上がっています。振り返れば浅間連山、奥秩父の山々、遠く日光男体山の姿も望めます。今日の頂上は風が強いかなと思っていましたが、穏やかな山頂の憩いです。飛行機雲が大空に伸びています。

八ケ岳と南アルプス
北アルプス 槍穂高連峰
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山頂を後にして登山口に戻り、霧ケ峰の丘に向かいます。この時期この丘では素晴らしい夕景に出会うことが出来ます。その表情は、季節や雲の表情で大きく変化します。今日は秋の雲に覆われています。こういう日は八ヶ岳が真っ赤に染まることはありませんが、刻々と陽が傾き、今日も素晴らしい夕景が現れました。

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そろそろ丘を下りる時間になりました。名残惜しく歩き始めると、急に空が赤くなり、素晴らしい夕映えが現れました。秋の日の様々な事が重ならないと、決して見ることが出来ないこの夕映えを忘れることはないでしょう。

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ブルックナー交響曲第9番/ライトナー
音楽家は自然の風景を音の中に取り込みました。ブルックナーの交響曲第9番は3楽章のアダージョで終わります。静かに深く沈み込み、大空、宇宙に消えて行く響は、今日の夕映えに相応しい音楽のように思えました。

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