高遠の春
今年の高遠の桜は例年より10日ほど早く、随分前からコヒガンザクラを楽しみにしていた人も予定が大きく狂ったことでしょう。自然はこちらの都合に合せてはくれません(笑)。いつものように朝早く家を出て、まだ人の少ない間に城址公園を歩きます。今日は快晴、中央アルプスを背景にコヒガンザクラが大きく枝を伸ばしています。雪の高山を遠くに眺め、里の春を彩る桜、信州ならではの風景ですね。
高遠の春は城址公園の桜だけではありません。早々に城址公園を後にして、いつものように花の丘公園からポレポレの丘へ向かいます。途中の林道では城址公園を下に眺め、空が大きく開けています。木曽駒から空木岳、南駒ケ岳方面へ山々が連なり、飛行機雲が山の向こうにたなびいています。
花の丘公園の下にあるポレポレの丘は今年も色鮮やかに春を謳歌しています。桜、レンギョウ、スイセン、花桃等春の花が咲き乱れ、ここは桃源郷、色と空気と暖かさを十分感じて風景をゆっくり眺めます。
勝間の枝垂れ桜は、今年も大きく枝を伸ばし、青空に映えています。その桜の下に入ると暖かく包まれるような心地よさです。来年もまた会えるでしょうか。
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